自重トレーニングとウエイトトレーニングの違いは?どっちがおすすめか

こんにちは!

宅トレだけで13kgの増量と体脂肪率10%を達成したサムです!

「筋トレして理想的な体を手に入れたい!」と思った時に、「自重トレーニング」と「ウエイトトレーニング」のどちらをやるべきか悩む人も多いと思います。

ネットやSNSではどちらもおすすめされているので判断に迷いますよね。

結論として細マッチョ以上を目指すならウエイトトレーニングがおすすめ。

体型維持や健康的なエクササイズ程度なら自重トレーニングがおすすめです。

この記事を読めば、

  • 自重トレーニングとウエイトトレーニングのメリット・デメリット
  • 自重トレーニングとウエイトトレーニングの違い
  • 自重トレーニングとウエイトトレーニングどちらをやるべきか

が分かるので、理想の体型を手に入れる手段を間違えることがなくなります。

目次

自重トレーニングのメリット

自重トレーニングは自分の体重を負荷として行うトレーニングのことです。

器具を使用せず手軽に行える自重トレーニングを想定して解説します。

以下が自重トレーニングのメリットです。↓

自重トレーニングのメリット
  • 初期費用がかからない
  • 始めるハードルが低い
  • いつでもどこでもトレーニングできる
  • 怪我の可能性が低い

それぞれ見ていきましょう。

自重トレのメリット① 初期費用がかからない

自重トレーニングは自分の体1つあればトレーニングできるので、筋トレ器具を買い揃える必要がありません。

初期費用なしでも始められるのは自重トレーニングのメリットです。

「お金はかけたくないけど、なにか運動や筋トレをやりたい!」という人に自重トレーニングはおすすめです。

自重トレのメリット② 始めるハードルが低い

自重トレーニングはどんな人でも始めるハードルが低いのがメリットです。

高齢者や運動経験が少ない人は、最初から「ウエイトトレーニングで筋肉付けるぞ!」とはなりにくいかもしれません。

ウエイトトレーニングに恐怖心があったり、合わないと感じる場合は自重トレーニングから始めるのも良いでしょう。

自重トレーニングで基礎的な体力を付けてウエイトトレーニングに移行する人もいます。

自重トレのメリット③ いつでもどこでもトレーニングできる

自分の体1つあればトレーニングできるので、思い立った瞬間にどこでもトレーニングを始められる手軽さがメリットです。

自宅ならリビングに居ても寝室に居てもすぐにトレーニングできます。

公園などの屋外や自宅の庭などでトレーニングを行い気分を変えることも可能です。

自重トレのメリット④ 怪我の可能性が低い

「自重なので負荷が弱い」というデメリットの裏返しでもありますが、正しいフォームで行えば怪我の可能性が低いのがメリットです。

「怪我は嫌だからリスクを最小限に抑えて筋トレをしたい!」という人には自重トレーニングはおすすめです。

自重トレーニングのデメリット

続いて、以下が自重トレーニングのデメリットです。↓

自重トレーニングのデメリット
  • 鍛えにくい部位がある
  • 精神的にも肉体的にもキツい
  • 負荷の調整が難しい、負荷に上限がある
  • 筋力の向上が見込めず一定以上の筋肉量になりにくい
  • 筋肉が増えるのが遅い

それぞれ見ていきましょう。

自重のデメリット① 鍛えにくい部位がある

自重トレーニングだけでは鍛えにくい部位があるので、全身をバランスよく鍛えられないのがデメリットです。

例えば、

  • 肩の筋肉
  • 背中の筋肉
  • 上腕二頭筋(二の腕の反対側)

などはウエイトを使わないと刺激しにくいです。

肩や背中の筋肉が発達していると、

  • 逆三角形の映えた体型
  • くびれが強調された綺麗なウエスト

が手に入りますが、自重トレーニングだけでは鍛えにくいので注意が必要です。

自重のデメリット② 精神的にも肉体的にもキツい

「負荷が弱くて初心者向けのイメージがあるけどキツいの?」と意外に思う人もいるかもしれません。

主な理由を説明します。

筋肉を増やす条件の1つに「エフェクティブ・レップス」という要素があります。

簡単に言うと「各セットの限界手前の5回が筋肉を成長させる」という理論です。

例えば、10回持ち上げたら限界がくる重さでトレーニングしていたとすると、6〜10回目が筋肉を成長させる「エフェクティブレップス」です。

自重トレーニングは低強度で必要な反復回数が多いので、「エフェクティブレップス」まで追い込むには何十回も体の上げ下げを繰り返す場合があります。

これを毎セット繰り返せば息が上がって精神的にも肉体的にも大変キツくなってしまうのです。

体型維持や健康的なエクササイズが目的の場合は必ずしも追い込む必要は無いでしょう。

自重のデメリット③ 負荷の調整が難しい、負荷に上限がある

自重トレーニングは自分のレベルに合わせて負荷を調整することが難しいのがデメリットです。

ウエイトトレーニングなら自分のレベルに合わせて、ウエイトの重さを細かく設定して効果的なトレーニングができますが、

自重トレーニングだと、体の角度を変えたりして多少の負荷は変えられても細かくは設定できません。

また、自分の体重が負荷の上限になるので、負荷を増やすのに上限があるのもデメリットです。

自重のデメリット④ 筋力の向上が見込めず一定以上の筋肉量になりにくい

自重のデメリット③のように、負荷を増やすのに上限があるということは、一定以上の筋肉量になりにくいということに繋がります。

効率良く筋肉を増やすポイントは、ウエイトを段階的に増やしてトレーニングの負荷を徐々に上げていくことです。

例えば、20kgの重さに筋肉が慣れたら次は21kg、次は22kg、というのを繰り返すイメージです。

自重だと上記のように負荷を段階的に増やすのが難しいうえに、負荷を増やすのに限界がきます。

負荷を増やす限界がくれば、一定以上の筋力の向上が見込めなくなります。

筋力が向上しないと扱える負荷が増えません。

扱える負荷が増えないので、結果的に筋肥大効果が下がり一定以上の筋肉量になりにくいのです。

自重のデメリット⑤ 筋肉が増えるのが遅い

自重トレーニングはウエイトトレーニングよりも筋肉の成長スピードがかなり遅いのがデメリットです。

何年も自重トレーニングに必死に取り組んだ人よりも、ウエイトトレーニングを短期間取り組んだ人の方が筋肉量が多いということもあります。

自重トレーニングの成長速度はウエイトトレーニングの3分の1から4分の1程度という見解もあります。

自重トレーニングに数年必死に取り組んでも全身がバランスよく鍛えられず、細マッチョにすら到達しない人も多いです。

ウエイトトレーニングのメリット

ウエイトトレーニングは筋トレマシン、ダンベル、バーベルなどを負荷として行うトレーニングのことです。

一般的にジムで行うイメージが強いので、ここではジムでのウエイトトレーニングを想定して解説します。

以下がウエイトトレーニングのメリットです。↓

ウエイトトレーニングのメリット
  • 種目のバリエーションが豊富で全身が鍛えられる
  • 限界まで追い込む必要がないのでキツくない
  • 自分に合った負荷に調整できる、負荷の上限が無い
  • 筋力の向上が見込めるので筋肉が増えやすい
  • 筋肉が増えるのが早い

それぞれ見ていきましょう。

ウエイトのメリット① 種目のバリエーションが豊富で全身が鍛えられる

ウエイトトレーニングは、自重では鍛えにくい部位も鍛えることが可能なので、全身をバランス良く鍛えられるのが大きなメリットです。

自重では鍛えにくい、肩、背中、腕などを含めた全身が鍛えられます。

ダンベルがあるだけでも筋トレ種目のバリエーションが大幅に増え、全身を効率的に鍛えられます。

「筋肉を増やしてカッコいい体になりたい!」という方は、ウエイトトレーニングを選択した方が効率的で道のりが楽なのです。

ウエイトのメリット② 限界まで追い込む必要がないのでキツくない

先ほども触れましたが、筋肉を増やす条件の1つに「エフェクティブ・レップス」という要素があります。

繰り返しますが、簡単に言うと「各セットの限界手前の5回が筋肉を成長させる」という理論です。

これは「1〜2回くらいは余力を残して各セットを終えても筋肉は十分成長する」ということになります。

例えば10回持ち上げたら限界がくる重さでトレーニングしていたとします。

この場合、6〜10回目が「エフェクティブ・レップス」となりますが、2回の余力を残して8回目でセットを終えても筋肉はちゃんと成長するということです。

つまり、必ずしも限界まで追い込む必要が無いので、一般的なイメージよりもキツくないのです。

また、トレーニング時間も少なく済むというメリットになります。

ウエイトのメリット③ 自分に合った負荷に調整できる、負荷の上限が無い

ウエイトトレーニングは自重と違い、自分のレベルに合わせてウエイトの重さを細かく設定できるのがメリットです。

また、ウエイトトレーニングだと負荷の上限がないので高重量のトレーニングができるのもメリットです。

ウエイトのメリット④ 筋力の向上が見込めるので筋肉が増えやすい

ウエイトのメリット③のように「ウエイトの重さを細かく設定できる、高重量のトレーニングができる」ということは、筋肉が増えやすいというメリットに繋がります。

これも先ほども説明しましたが、効率良く筋肉を増やすポイントは、ウエイトを段階的に増やしてトレーニングの負荷を徐々に上げていくことです。

例えば、20kgの重さに筋肉が慣れたら次は21kg、次は22kg、というのを繰り返すイメージです。

ウエイトトレーニングであれば上記のように負荷を段階的に、上限なく増やせるので筋力の向上が継続的に見込めます。

継続的に筋力が向上すれば、扱える負荷も継続的に増えるので筋肥大効果が高まり筋肉が増えやすくなるのです。

ウエイトのメリット⑤ 筋肉が増えるのが早い

ウエイトトレーニングは筋肉の成長スピードがかなり早いのがメリットです。

ウエイトトレーニングに短期間取り組んだ人の方が、何年も自重トレーニングを必死に頑張った人より筋肉量が多いということもあります。

自重トレーニングの3〜4倍の速さで筋肉が増えるとも言われますが、両方取り組んだことがある私も概ね同じ感覚です。

「次の夏までにカッコイイ体になりたい!」と思う人は、自重トレーニングではなくウエイトトレーニングをした方が、より理想的な体型になっているということです。

ウエイトトレーニングのデメリット

続いて、以下がウエイトトレーニングのデメリットです。↓

ウエイトトレーニングのデメリット
  • 初期費用と月額料金がかかる
  • 移動が必要
  • 設備の待ち時間、制限時間が発生することがある
  • 怪我の可能性が自重トレーニングより高い
  • 周囲の視線が気になる人もいる

それぞれ見ていきましょう。

ウエイトのデメリット① 初期費用と月額料金がかかる

フィットネスジムを利用する場合は、初期費用と月額料金がかかるのがデメリットです。

最近利用者が増えている、主要な24時間営業のフィットネスジムの料金の相場です。↓

主要な24時間営業のフィットネスジムの料金相場

入会金+事務手数料
→5000円前後

月額料金
→8000円前後

室内シューズやトレーニング中に着るウエアを持っていない場合は新たに用意する必要もあります。

このようにお金が掛かれば負担が大きく感じる方も多いと思います。

ウエイトのデメリット② 移動が必要

フィットネスジムを利用する場合は移動が必要なのはデメリットです。

ジムへ通う場合は、

  • 移動や準備に時間がかかる
  • トレーニング前後の着替えが必要
  • 交通渋滞に巻き込まれる可能性がある
  • 交通機関の混雑に巻き込まれる可能性がある
  • 交通費がかかる
  • 気候や天候によっては移動が億劫になる

ということもあり、移動の負担が大きく感じる人は筋トレを継続できない要因になってしまいます。

ウエイトのデメリット③ 設備の待ち時間・制限時間が発生することがある

ジムを利用すると「使いたい設備が利用されていて使えない」という場合があるのがデメリットです。

設備の待ち時間が発生するとトレーニング時間が必要以上に伸びてしまう可能性があります。

加えて、ジムによっては混雑時に使いたい設備の制限時間があったり、利用者同士で譲り合う必要があるのもデメリットです。

制限時間の関係で十分なトレーニングができなかったり、他の利用者に気を使い集中できないこともあります。

つまり、自分の好きなペースでトレーニングを進めることができない可能性があるのです。

ウエイトのデメリット④ 怪我の可能性が自重トレーニングより高い

「自重よりも十分な負荷がかけられる」ということでもありますが、怪我のリスクが自重トレより高いのがデメリットです。

  • 無理に高重量を扱わない
  • 正しいフォームを意識する
  • サポートグッズを使用する

などすればリスクを下げられますが、怪我をしないように十分に注意する必要があります。

ウエイトのデメリット⑤ 周囲の視線が気になる人もいる

特に初心者の人がジムを利用する場合は、

  • トレーニングのやり方に自信が持てない
  • 体型をあまり見られたくない
  • ジムの利用方法が合っているか、マナー違反になっていないか不安

というように、周りの目が気になってしまう人もいるかもしれません。

ほとんどのジム利用者は自分のトレーニングに集中しているのであまり心配する必要は無いですが、雰囲気に慣れない人もいると思います。

周りの目が気になって集中できない、リラックスしてトレーニングできない、となれば筋トレを続けるハードルが高くなるかもしれません。

自宅で行うウエイトトレーニング(宅トレ)がおすすめ!

「自重トレーニング」と「ジムでのウエイトトレーニング」のメリット・デメリットをそれぞれ見てきました。

両方の良い点を取り入れることができて、簡単に始められる「自宅で行うウエイトトレーニング」がおすすめです。

宅トレのメリットを簡単に紹介すると、

宅トレのメリット
  • 初めに必要なものを買ったらお金がかからない
  • ジムへの移動が不要
  • 自分のペースでトレーニングできる
  • 周りの目が気にならない
  • 室温や音楽など自由に設定できる
  • ライフスタイルに合わせて習慣化しやすい
  • 衛生的で感染症のリスクが低い

となります。

以下の記事で「宅トレ」をおすすめできる理由を詳しく解説しています。↓

「すぐに必要なものを揃えて自宅でウエイトトレーニングを始めたい!」という人はこちらの記事を読んでみてください。↓

目的によって自重かウエイトか決めよう

ウエイトトレーニングと自重トレーニングは、目的によってどちらがおすすめか変わってきます。

細マッチョ以上を目指すならウエイトトレーニングがおすすめ

「筋肉を増やしたい」、「カッコイイ体になりたい」と思うなら、ウエイトトレーニングを選択するのがおすすめです。

その方が道のりが楽で簡単なのです。

一般論では「ウエイトトレーニングは難しく、自重トレーニングは簡単」と認識されていますが誤解です。

多くの人にとって未経験であるウエイトトレーニングは先入観やイメージで難しく感じ、馴染のある自重トレーニングが簡単に感じているだけです。

筋肉を増やすのにウエイトトレーニングの方が楽で簡単なのは、筋肉が増えやすい条件に合致しているからです。

説明してきた通りではありますが、

  • 自分に合った強度に調整しやすい
  • 負荷を自由に調整できるので筋力の向上が見込める
  • 筋力の向上が見込めるので扱える負荷が増えて筋肉も増えやすい
  • 筋肉が増えるのが早い
  • 限界まで追い込む必要がないのでキツくない
  • 反復回数が少なく済むため息が上がりにくくトレーニング時間も短い
  • 種目のバリエーションが豊富で全身の部位がバランス良く鍛えられる
  • 狙った筋肉に効かせやすい

という感じで、筋肉を増やす難易度が自重トレーニングだけに縛るより圧倒的に低いのです。

体型維持程度なら自重トレーニングだけでもOK

自重トレーニングだけに縛った方法でも筋肉を増やせないことはありません。

ここでは詳しくは説明しませんが、

「総負荷量(重量×回数×セット数)」を高強度のトレーニングと同程度に高めれば、高強度のトレーニングと同程度の筋肥大効果が得られる

ということが研究で示唆されているのが理由の1つです。

しかし、わざわざ効率の悪い自重トレーニングだけに縛るのは良い選択とは言えません。

自重トレーニング自体を否定しているわけではありません。

あくまで「筋肉を増やして、カッコイイ体になる」という目的では、自重トレーニングだけに縛るのは非効率」という意味です。

「自重トレーニングのメリット」で説明してきたように、自重には自重の良さがあります。

自宅でやる健康的なエクササイズとしてなら自重トレーニングは手軽でおすすめですし、体型維持程度なら自重トレーニングだけでも特に問題ないのです。

また、ウエイトトレーニングに加えて自重トレーニングも取り入れることで、より効果的なトレーニングができます。

各自の目的にあった方法を選択しましょう!

自重トレーニングとウエイトトレーニングのまとめ

ここまでの内容をまとめると以下のようになります。↓

自重トレーニングのメリット
  • 初期費用がかからない
  • 始めるハードルが低い
  • いつでもどこでもトレーニングできる
  • 怪我の可能性が低い
自重トレーニングのデメリット
  • 鍛えにくい部位がある
  • 精神的にも肉体的にもキツい
  • 負荷の調整が難しい、負荷に上限がある
  • 筋力の向上が見込めず一定以上の筋肉量になりにくい
  • 筋肉が増えるのが遅い
ウエイトトレーニングのメリット
  • 種目のバリエーションが豊富で全身が鍛えられる
  • 限界まで追い込む必要がないのでキツくない
  • 自分に合った負荷に調整できる、負荷の上限が無い
  • 筋力の向上が見込めるので筋肉が増えやすい
  • 筋肉が増えるのが早い
ウエイトトレーニングのデメリット
  • 初期費用と月額料金がかかる
  • 移動が必要
  • 設備の待ち時間・制限時間が発生することがある
  • 怪我の可能性が自重トレーニングより高い
  • 周囲の視線が気になる人もいる

両方の良い点を取り入れることができて、簡単に始めれる「自宅で行うウエイトトレーニング」がおすすめです。

以下の記事で「宅トレ」をおすすめできる理由を詳しく解説しています。↓

「すぐに必要なものを揃えて自宅でウエイトトレーニングを始めたい!」という人は以下の記事を読んでみてください。↓

細マッチョ以上を目指すならウエイトトレーニングがおすすめ!

体型維持や健康的なエクササイズ程度なら自重トレーニングだけでもOK!

以上です。

筋トレをする時の参考にしてください。

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